アレルギーの病気と言えば、花粉症・食物アレルギー・ぜんそくなどをイメージしがちですが、最近増えてるのが『薬のアレルギー』。それも、風邪薬などを服用すると、カラダに円型の赤い斑点が出て、茶色いあとが残る場合があります。
市販薬で起こりうるアレルギー「固定薬疹」とは?

痛み止めの市販薬によるアレルギーが増加

「固定薬疹」は薬剤アレルギーの一種ですが、特定の薬に対してアレルギーのある人が内服すると、その人にとって特定の部位(腕なら腕)に発疹が出るものです。

薬を飲んでから数時間が経つと、軽いカユミとともに円形の赤い斑点がでて、おさまると茶色い色素沈着になります。
症状が特徴的なので、専門家が見ればすぐにわかります。なぜ特定の部位にだけ症状が出るのかは、実はまだわかっていません。

「固定薬疹」自体は昔から知られており、いろいろな薬で起こりますが、最近は市販の痛み止めに含まれている『アリルイソプロピルアセチル尿素』という薬による例が増加しています。これはもともと鎮静剤の一種なのですが、痛み止めの効果が増強されるので多くの市販薬に含まれています。

固定薬疹?と思ったら...。検査方法は?

まずは皮膚科専門医に相談してください。症状・薬との因果関係などから「固定薬疹」だと疑われてたら、パッチテストといって発疹の出ていた部位に薬を貼りつけてそこで反応が起こるかどうか検査をすると原因を特定できることがあります。

また内服試験として、原因かもしれない薬をごく少量飲んでその部位が赤く腫れるかどうかをみることもあります。
「固定薬疹」は気付かないで何度も繰り返すと、色素沈着が段々濃くなってきます。時々赤くなる茶色い斑点を見つけたら皮膚科を受診してください。

img_kawaguchi.jpg取材協力
金沢皮膚科
川口 博史(医師)